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🛠️ 熊本市少年少女発明クラブ「アイデア発明コース」第2回講座 報告

5月31日(土)14:00〜16:00

今日は、熊本市少年少女発明クラブ・アイデア発明コースの第2回講座でした。

なんと、全員出席!

2時間がまるで15分のように感じるほど、充実した熱量のある時間でした。


🧭 今回のテーマ:

「自分の“好き”や“興味(困っていること・不便なこと)”からアイデアのタネをひろげよう!」


🔍 講座の流れと学び

① そもそもって何?(発見スキル)

私たちが普段あたりまえのように使っているモノ——その「そもそも」は?

「ぼうし」を例に、「近いもの」「似ているもの」「反対のもの」「因果関係」など、さまざまな角度から“よく見る”トレーニングを行いました。

見慣れたものが、新しい世界に見えてくる感覚。

この視点が、発明の第一歩です。



② 具体から抽象へ

自分にとってリアルな“困りごと”や“不便さ”は、実は身近な日常の中にこそありました。答えは自分が持っています。具体から抽象へ概念を作っていくことでアイデアが生まれます。



③ 発想スキル

発見を土台に、今度はアイデアを出すフェーズへ。

「ぼうし」を題材に、


  • ➕ 結合・付加

  • ➖ 除去

  • ✖️ 変更・転用

  • ➗ 逆転


    という4つの視点で「ちょっと変える」練習を行いました。

    子どもたちの発想は、どれも「なるほど!」「それ、欲しい!」の連続でした。


④ TTP → オリジナル

最後は、良いものを「TTP(徹底的にパクる)」して、自分なりの工夫やアレンジでオリジナルの発明へと進化させていくステップ。

すでにあるものから学び、それを飛び越えていく…まさに発明の本質に迫る時間でした。



🧠 使用ワークシート

  • 発見シート(接近・対照・類似・因果)

  • 発想シート(➕・➖・✖️・➗)

  • アイデアシート(不便→特徴→形・素材→イラスト→類似品)


💬 感動の子どものエピソード

ある子どもがこんなことを綴ってくれました:


「いつもめんどくさいことがたくさんあったのに、いわれるとパッとはでてこないので、脳のなかはふしぎだなと思いました。

不便なことはでてきても、それをどう対処するかがとても難しく、昨年度の閉講式をみて『すごいな!』と。

自分にできるかな…と不安にもなったけど、今年度はがんばりたい。

もっと不便なことやめんどくさいことをどんどん聞いて、発明をがんばりたいと思います!」


――自分を信じて、仲間のアイデアに刺激を受けながら一歩一歩進む姿に、講師一同胸が熱くなりました。


次回も、子どもたちの「できるかも」が「できた!」に変わる瞬間を、みんなでつくっていきましょう。


発明は、感動から生まれる。

そして、感動は“日常”の中にこそある。



 
 
 

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