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第4回・5回アイディア発明コース:モノを前にした時、子供たちの脳は加速する

今回の学びはここから


今回のアイディア発明コースは、いつもとは少し違う場所からスタートしました。集合場所は、本山にあるホームセンター「DCMダイキ」。


子供たちの手には、3000円の研究費が握られています。ここからが、自分たちの頭の中にしかない発明品の「パーツ」を探し出す、リアルな宝探しの始まりです。


「まだ設計図も完璧じゃないのに、もう材料を買うの?」

「見切り発車になってしまわないかしら?」


見守る大人としては、そんな不安がよぎりますよね。ええ、そのお気持ちはとてもよく分かります。しかし、これには私なりの明確な狙いがあるのです。


前回「これを作る!」と高らかに宣言したものの、いざとなると迷いが生じるのが人間の常。


複数のアイディアが頭の中でせめぎ合い、身動きが取れなくなっている子にとって、最大の強敵は「最初の一歩を踏み出せないこと」です。


だからこそ、あえてモノの海に飛び込ませる。


ズラリと並んだネジ、木材、電子部品。圧倒的な物量を目の前にすると、不思議なもので自然とインスピレーションが湧き上がってきます。


ここで強制的に材料を「選ばせる」ことは、無限にあった選択肢を断ち切り、アイディアを一気に現実の形へと昇華させるための重要な決断の時間なのです。


迷っていた瞳に、スッと焦点が合う瞬間。その劇的な変化を見るのは、私にとっても大きな喜びです。


ちなみに、私は「自分にできないことは、やらないし教えない」というスタンスを貫いています。


0から1を生み出す突飛なアイディアは子供たちの特権。しかし、それを安全に、そして確実に形にする段階では、迷わずその道のプロフェッショナルに頼ります。


DCMダイキの店員さんたちは驚くほど知識が豊富で、今回も子供たちの突拍子もない相談に真剣に乗り、強力にサポートしてくださいました。


本当に頼りになる存在です。


買い出しを終え、ずっしりと重くなった袋を抱えて崇城大学へと移動。


ここからは、いよいよ制作と設計図の作成に入ります。


手元に実際の部品を置き、触りながら描く設計図の解像度は、頭の中だけでこねくり回したそれとは全くの別物。



非常に具体的で、現実味を帯びた線が引かれていきます。


「これとこれを組み合わせたら、いけるかもしれない」


思いついたら、すぐその場で手を動かして試せる贅沢な環境。


それぞれの個性を爆発させ、没頭する天才たちの姿を、私はただただ眩しく眺めていました。


もちろん、ただ作るだけではありません。


彼らが目指す「発明工夫展」に出品するためには、クリアすべきいくつかのハードルがあります。その具体的なステップアップの方法についても、しっかりと時間をとって説明を行いました。



そして活動の最後は、必ず「コミットメント(宣言)」で締めくくります。


「次回までに、私はこれをやります」


みんなの前で言葉にする。たったこれだけのことですが、効果は絶大です。なぜなら、明確に宣言することで脳のスイッチが切り替わり、本人が意識していない間も目標に向かって勝手に「自動運転」を始めてくれるからです。



次回、彼らがどんなふうに思考をアップデートしてくるのか。今から楽しみでなりません。

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